日南市吾田(あがた)東小学校5年生の生涯学習の授業に参加
10年ぐらい前から南郷小学校で
地域コーディネーターで活躍している
矢野富子さんの招待でお邪魔することができました。
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私自身あがた小学校第3期卒業生で学校にお邪魔するのは
25年ぶり。当時は、かなりハイテクな綺麗な小学校でしたが、
少し、歴史を感じさせる場所も増えているようでした。
日南といえば今は全国的に有名になった、
かつおの炙り重がご当地グルメとしてあげられますが、
かつおを自分で捌く経験は、そんなに多くないと思います。
私も捌くことはできませんが、
今の日南の小学生は一味違います。
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授業で捌くかつお貴重な10匹を使い、
食育の勉強をします。(今の時期は、一本釣り漁船は休みになります)
今回、コーディネーする矢野先生の授業がスタート
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起立・礼・着席!
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生徒のみんなは、事前にかつおの生態を予習しており、
詳しいかったが、殆どの生徒は、かつおを捌くのは初めて
『ドキドキ・ワクワク・お昼ご飯が楽しみ』
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先ずは、矢野先生がお手本をします。
手慣れており、板前さんのように綺麗に解体していきます。
かなりのスピード みんな真剣に必死に聞いています。
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あっという間に柵になり、刺身になっていきました。
いよいよ児童たちの出番です。
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中々はじめの一刀がさせません。
あれどこを狙えばいいの?
恐る恐る不安を抱きながら勇気を絞って第1刀が入ります。
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エラ付近から包丁を入れ ヌルヌルとした感触をあじわい
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ビンタ(頭)を割り ハラワタを取り、
胃袋からカタクチイワシが入っているのを確認
この時、みんなの興奮は最高長!
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背びれ・尾びれを綺麗に包丁で剥がし、三枚におろしていく
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中骨を確認しながら、上手に解体していきます。
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各班で際がいいようです。
しかし、かつおは熱や酸化に弱い食材です。
慎重に慎重に皮を剥ぎ
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いざ刺身へカット
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上手にカットできたら、
あま〜い香りのお風呂へ入水
残りのアラ部分は温泉すまし汁へ
かつおは、残すところは全然ありません。
美味しそうに浸かっている間は、
私の講演が始まります。
テーマは、『海の魚たち』
しっかりとかつおの話をさせていただきました。
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実習の質問タイム
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お腹はグウグウ
そして、待ちに待った給食タイム
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懐かしい匂い、薄い感じの味が
6年間育ててくれた給食に感謝
そして、世界で一番豪華なランチ
ご飯の上にかつおをのせます。
即席かつお飯誕生
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いただきますの合図でみんな胃袋へ駆け込みます。
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本当に美味しそう。
もちろんボランティアスタッフも準備してあります。
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最高のランチにありつけました。
日南人にとっては、かつおは昔から生活の一部でした。
友達のお父さんやお祖父さんが獲ってきたかつおを
近所に振る舞い漁師さんをとても大切にしていました。
しかし、時代は変わり地元で漁師になる人は年々減り
近海かつおは大変貴重な存在となりました。
今回の授業でボランテァして頂いた地元の先輩方です。
家庭で作るかつお料理も同時に減ってきていますが、
スーパーで売っているかつおは、
3枚におろしたパック入の商品で並んでいます。
寂しい光景です。
今回、子供達と学ぶ食育として、
大人たちがこれから伝えていかないといけない物を
改めて、考えさせられました。
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マタウマリンサービスでも命を頂く本物の海の体験を
子供達に伝えていきます。
長くなりましたが、最後まで読んで頂きありがとうございます。