2015-11-20 串間・都井岬クリーン作戦

今月2回目の潜水作業

近年、地球温暖化が原因の一つと言われている

生物の異常発生

その一つのオニヒトデの大量発生

でサンゴが激減している場所があります。

都井岬 宮崎県最南端に位置していて

黒潮が当たる場所で、サンゴが激減しています。

 

ちなみにオニヒトデ

f:id:MatauMarin:20151127100100j:plain人間が刺されると、アナフラキシーショックで死に至ることもあります。

過去に、ダイバーが刺されて死んだケースあり。

素人で触るのは大変危険なので、

熟練したダイバーによって駆除をしています。

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日頃の努力もあって、現在都井岬は

オニヒトデの数が平均値まで下がりました。

しかし、鬼が去った後は、別の生命体が寄ってきました。

レイシガイダマシイという貝がサンゴを

捕食するようになりました。

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レイシガイダマシイは、直径2cmぐらいで

素手で撮るのは、大変困難

サンゴの陰に隠れていて、潜りながらピンセットで取ります。

 

水深が浅い場所で、ダイビングしながら

機材を背負っている状態で、

ホバーリング 中性浮力を保ちながら

サンゴを傷つけないように捕獲します。

かなり、気を使うので大変です。

なんとか、1500個のレイシガイダマシイが捕獲

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今回の調査で、オニヒトデは北上しており

串間の築島で大量発生しているようです。

都井岬のサンゴは分かっているだけで70%ぐらい

減っているようです。

おそらく元に戻るには25年後

 

とても難しい問題ですが、これが現状です。

サンゴのいない海では、生き物がいません。

とても不気味な海でした。

 

注意

海の資源を勝手に取ると法律で罰則されます。

今回の調査では、国立大学海洋学専門の深見先生と

県庁水産科地元の漁協組合との協力でやっています。

ご理解のほどよろしくお願いします。