今月2回目の潜水作業
近年、地球温暖化が原因の一つと言われている
生物の異常発生
その一つのオニヒトデの大量発生
でサンゴが激減している場所があります。
都井岬 宮崎県最南端に位置していて
黒潮が当たる場所で、サンゴが激減しています。
ちなみにオニヒトデは
人間が刺されると、アナフラキシーショックで死に至ることもあります。
過去に、ダイバーが刺されて死んだケースあり。
素人で触るのは大変危険なので、
熟練したダイバーによって駆除をしています。
日頃の努力もあって、現在都井岬は
オニヒトデの数が平均値まで下がりました。
しかし、鬼が去った後は、別の生命体が寄ってきました。
レイシガイダマシイという貝がサンゴを
捕食するようになりました。
レイシガイダマシイは、直径2cmぐらいで
素手で撮るのは、大変困難
サンゴの陰に隠れていて、潜りながらピンセットで取ります。
水深が浅い場所で、ダイビングしながら
機材を背負っている状態で、
ホバーリング 中性浮力を保ちながら
サンゴを傷つけないように捕獲します。
かなり、気を使うので大変です。
なんとか、1500個のレイシガイダマシイが捕獲
今回の調査で、オニヒトデは北上しており
串間の築島で大量発生しているようです。
都井岬のサンゴは分かっているだけで70%ぐらい
減っているようです。
おそらく元に戻るには25年後
とても難しい問題ですが、これが現状です。
サンゴのいない海では、生き物がいません。
とても不気味な海でした。
注意
海の資源を勝手に取ると法律で罰則されます。
今回の調査では、国立大学海洋学専門の深見先生と
県庁水産科地元の漁協組合との協力でやっています。
ご理解のほどよろしくお願いします。